交通事故ドリル

〜交通事故後立ちはだかる壁に風穴を開けろ!〜


 まずは、事故に遭ってしまった心中をお察しします。
 しかし、いつまでもヘコんではいられません!
 『自分が正しかったのか? 相手が正しかったのか?』
…事故後、早い段階で『事故の詳細について理解しておく』必要があります。
 その為には、まず 『確認する』 事が急務です。
@
A
B
(接触時の)速度を確認する 
(接触時の)角度を確認する
その双方が成立するかを確認する
 このドリルは問題を解く事で、@〜Bの3つの事柄をスムーズに確認できる様になる事を目的に作成しました。
 以下の自動計算の『内容(数式)を理解』して、紙に書いて答えを導ける様になる事が理想です。

 【自動計算機一覧】

 1、 『速度』の欄に半角で数値を入力すると、『高さ』に換算します。
 速度(km/h)での衝突は、高さ(m)からの落下に等しい。(ビルのFからの落下に相当。)

 2、 『速度』と『路面の抵抗』の欄に半角で数値を入力すると、『制動距離』を算出します。
 速度(km/h)、路面の抵抗をでの制動距離は、(m)。

 3、 『制動距離』と『路面の抵抗』の欄に半角で数値を入力して、『速度』を算出します。
 抵抗の値がの路面で、制動距離(スリップ痕の長さ)(m)だと、ブレーキを開始する前の速度は(km/h)だったと逆算される。

 4、 『速度』と『路面の抵抗』の欄に数値を入力して、『回転半径の限界値』を算出します。
 速度(km/h)と路面の抵抗から、半径の限界値(m)を算出。
 ※但し、最小回転半径を下回る事はない。

 5、 『儿』と『衝突角度』の欄に半角で数値を入力して、『回転半径』の概算値を算出します。
 儿(X軸方向の距離)(m)、衝突角度°の時、回転半径は(m)だと算出される。


 ポイントは『大きさの感覚を掴む事』です。 その為には紙とペンを使って、手を動かしましょう!
 (角度θを用いる式では、cosθの値は計算機を使って貰ってOKです。 Excelで式を作るのも効果的です。)
 速度と高さ、速度とスリップ痕、速度と回転半径…おおよその大きさの関係を掴んでください。
 数値を見た瞬間に何かが見える様になるまで…繰り返し何度も解く事をお勧めします。
 (自動計算機は、『どうしても値を知りたい緊急時』にご利用ください。)
 考える事を止めないでください。

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